AmlethMachina's Headoverheels
ゴシック・ノワールを標榜するAmlethMachinaによる音楽を中心にした備忘録。
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ゴルチェの「Aow tou dou Zat」について
ゴルチェのCD「Aow tou dou Zat」が偶然見つかり、安価で購入。

ゴルチェが自身のインタビューをカットアップしたと思しき音源を名だたるリミクサーがよってたかってリミックスした代物。音的にはかっちょいいのだが、同一音源のリミックスを13トラックも延々聴かされるのは少々つらいものがある。リリース当時購入したCDをソッコー売っ払っちまったのは、単にオリジナル音源のボリュームが少なすぎたためだった。同時期にコム・デ・ギャルソンのショー用音源がリリースされていたが、こちらの方が音楽的なバラエティやアイデアの総量が圧倒的だったので、なおさら薄っぺらな印象を持ったのかもしれない。今聴くと全然OKなのは、当時の自分の方が聴くものに対して切迫感があったのかもしれない。

「Aow tou dou Zat」のクリップはYouTubeにアップされていたりする。かなり特殊な音源なので、あえて他人に薦める代物ではない。とりあえず、好きだということだけ言明しておきたい。


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不必要なことはしないという選択肢
日本の黒歴史、通産省のΣの二の舞となる運命必定の無駄遣いプロジェクト「住基ネット」に対する住民訴訟が退けられるといった胸糞悪いニュースもあるが、少しでも機嫌よくなれるよう音楽ネタをぶってみたい。

ジョー・サトリアーニというギタリストを知っておられるだろうか?

ハードロック、フュージョンなインストウルメンタルを中心にリリースしている馬鹿テクギタリスト。「テクニカルギターの神様」みたいなスティーブ・ヴァイの師匠のあの人だ。(*1)(*2)日本のギターメーカー「アイバニーズ(星野楽器)」のエンドーサーとしても有名である。(*3)

そのサトリアーニによる「スーパーギターテクニック免許皆伝」(リットーミュージック)とゆー教則本がある。海外の「guitar Player」かなんかの連載コラムをまとめた奴の翻訳だ。薄さとお手軽感がしきいを低くしておっていい感じだ。

テクニカル系ギタリストらしくスケールワークやメカニカルなシーケンスフレーズ、ギミック的なテクニックなんかも紹介されている。その一方でコードワークやリズムワーク、ボイシング等の地味だけどかっちょいいギターワークを構成する上でなくてはならない要素やものの考え方にまで目配りが効いている。行間からサトリアーニのギター哲学が垣間見えて面白いのだ。(*4)

で、ギミック中のギミックというかシミヘンをオリジネイターとする急降下爆撃音なトレモロアームのテクニックにも当然のことながら言及する。(*5)(*6)この項でも色々トレモロアームの効果的な使い方が幾つも紹介されるのだが、こんな印象的な例で締めくくられる。

トレモロアームを取り外してギターケースに片付けること。

そう、必要ないところには使わないことが最大の効果を上げるということだ。世の中には不必要なことはしないという選択肢があるのだ。


(*1)一時期、ミック・ジャガーのソロに参加し、ライブのサポート・ミュージシャンとしても同行したこともあるが「巧いギタリストはストーンズ・ナンバーを弾くな」とか散々な評価もされたらしい。キース・リチャードのミカウパーを真似て5弦セットのテレキャスで頑張ろうとしたところ、ミック・ジャガーから「自分のスタイルでやってくれ」と言われたにも関わらず。
以降も、ディープ・パープル再結成ツアーにリッチー・ブラックモアの開けた穴のサポートで参加。「リッチーは参加してません」なんて告知を出されたりして、う~む、日本ではちと不遇なのだろうか?深夜のスポーツニュースではよく聴くような気がするのだが。
ハードロックとフュージョン・インストウルメンタルのバランスがかっちょいい2nd「Surfing With the Alien」が個人的にはお気に入り。ついでに言えば、ブートレグで聴いた当時のナンバーを中心にしたライブは無茶苦茶かっこよく、面子も素ん晴らしかったので3ピースのアンサンブルであることが信じられない出来であった。

(*2)お互いギターを始めて間もないキッズ時代のことだというので、そんな深刻な師弟関係でもなかったらしい。ヴァイのインタビューによると当時からライトハンド・タッピングのアイデアをお互い暖めてており、後年のタッピングの小品でそのアイデアを活かしたとかゆー話もある。ヴァン・ヘイレンの「イラプション」のオープニングシーケンスのショックが世間を席巻している頃「あ、あのアイデアね」とか言っておったらしい。近くにいたらヤなガキどもである。

(*3)アイバニーズは80年代後期以降、ヴァイとのコラボレーション「JEM」「RG」シリーズによって馬鹿テクギタリスト御用達メーカーとゆー位置付けが一般的かもしれん。90年代初頭「Universe」シリーズのリリースにより7弦ギターをマーケットに定着させた功績もある。(世界最初かについては議論が分かれるところであるが商品化という点においてはアイバニーズの業績は否定されるべきでは
ない。)7弦ギターは当初ヴァイのイメージもあり馬鹿テクギタリストしか使えないという評価もあったがKORNやらリンプなんかの出現によってヘビー・グルービングなボトムを支えるスタンダードになったと言える。もちろん低音域の拡張だけではなく高音域の拡張というセットも可能なので、興味のあるムキは試してみるのも面白い。その場合、パッシブよりアクティブ・ピックアップのセットを選んだ方がよいのではと考えているのだが。ちなみに7弦部があるため弦落ちを心配しないで6弦のビブラードがかけられるという拙ブログ購入品評価部による独自の評価もある。付け加えるなら、1弦増えたことによる違和感は少なく意外と普通に使えるデバイスだ。どーでもいいがレゾンキャストという木材繊維を樹脂で固めた素材を使用したレトロなスタイルがかっちょいい「TALMAN」シリーズ(おまけにケン・アームストロングのリップスティック・ピックアップを使っているのだよ)が一時期リリースされてて、無茶苦茶こいつが欲しかったというのは個人的な感想である。(スパークリング・シルバーのビグズビー・アームがセットされてた2ハムの方もかっちょいいっす!)

(*4)テクニカルギタリストと言えばイングウェイ・マルムスティーンが出て以降、雨後の筍のようにハーモニック・マイナー・スケールのシーケンス・フレーズを馬鹿の一つ覚えのように弾きまくる連中が出てきたのだが(別にクリス・インペリテリが馬鹿だとは・・・あわわ)、そーゆー連中の青田刈り専門のシュラプネルなんつーレーベルもあったりする。中にはシュラプネルのシグネイチャー・フレーズを弾きまくってデビュー。ブルース・フィール溢れるスタイルを完成させたリッチー・コッツェンやらポップミュージックスタイルに発展させたポール・ギルバートみたいなのもいたが・・・。(お、どちらもMr.BIG在籍経験ありだ!)
前述のスティーブ・ヴァイはザッパ門下生の由緒正しき変態ギタリスト道を極めた逸材である。スティーブ・ヴァイのかっこよく取り澄ました姿はギターパク・ビデオ「エイリアン・ラブ・シークレット」でもおがむことができる。しかし、しかっし!敬愛すべき変態道まっしぐらなうつけものとしてのヴァイは、やはり映画「クロスロード」で悪魔に魂を売った馬鹿テクブルースギタリスト、ジャック・バトラー役を嬉々として怪演するその姿にこそあると断じる!ついでに言えば、ザッパ閥はマイク・ケネリーとゆー落ち着きの無い過剰変態ポップなギタリストも輩出しておる。ザッパ門下生の中ではマイク・ケネリーが資質的に一番ザッパっぽいのではないやろか?
一時期、ヴァイがその正体なんじゃないかと憶測されたバケットヘッドも好きなギタリストである。ジャイアント・ロボを偏愛し、白塗りのマスクとケンタッキーのパーティーバレルのバケットを頭に被った異様な風体もさることながら、何がなんだかわからない超高速フレーズの中に、繰り出されるジャイアント・ロボのテーマはアホくさくてすんげえ好きだ!ビル・ラズウェルのプロジェクト「プラクシス」での参加作も面白いが、やはり、ソロ1stの「バケットヘッド・ランド」がいい。
テクニカルついでに・・・。
マイケル・ジャクソンの「BAD」ツアーのツアー・ギタリスト、ジェニファー・バトウンがライドハンド・タッピングをピアノ的なアプローチで極限まで押し進めていて面白い。タッピングではジャズ方面のスタンリー・ジョーダンあたりが2本のギターを使っていたりとかヘビメタなマイケル・アンジェロが左右にネックの突き出したダブルネックを駆使したりするが、自分はジェニファー・バトウンのファンキーなグルーブ感のあるロック・ギターとタッピングの組合せが好きっす。1stのM1「熊蜂の飛行」で超高速タッピングを聴かせるが、あまりにあまりなんで何がすごいんだかよくわからないところが板野ミサイル・コルドバ90°回頭・アンノ巨神兵大爆発である。

(*5)ここでは音程変化の急激なシンクロナイズド・トレモロに派生した一連のトレモロユニットを指している。ビグズビーとかダイナミックトレモロなんかのようなマイルドな効きのものは対象からちと外れる。ベンディング・テクニックによる音程変化では実音から高い音程しか出せないのだがトレモロユニットの使用により実音より低い音程も出せるのだ。ビグズビーなんかはアームを押し下げる使い方で設計されているため、逆に実音より低い音程しか出せない。ビグズビーを装着したフルアコを駆使するデュアン・エディはアームを押し下げた状態でピッキングしてからリリースすることでシンクロナイズド・トレモロのアームアップのような効果を得ていたりする。
ちなみにエディ・ヴァン・ヘイレンはES-335の音が好きなのにも関わらず、ルックスがロックでない。シンクロナイズド・トレモロが搭載されてないという理由でストラトのジャンクパーツとES-335のピックアップからコンポーネント・ギターの元祖みたいなシングル・ハムのあのストラトをでっち上げたとゆーのはギター小僧の間では有名な話である。また、車用の塗料でペインティングしてグラフィック・フィニッシュの元祖でもあったりする。おまけに、未確認情報ではあるがピックアップを自分でワイアリングし直したという噂もある。アンプのトランスをいじくって電圧変えて欲しいディストーションを得ようとしたくらいだからやりかねん。う~む、恐るべしヲタク魂である。

(*6)急降下爆撃音や、オーバードライブ、ディストーションをかけてハーモニックス鳴らした状態でのアームアップなんかはヴァン・ヘイレン以降、ハードロック、ヘビメタ系の定番なので「あ~あの音ね」と誰もが聴いたことのあるギミックだ。また、ワウと組み合わせて人のお喋りを真似してみたり。変態的な使い方としてはアームをグルグル回してアップ・ダウンさせたりとかアームダウンした弦がヘロヘロの状態でタッピングして壊れたシーケンサーみたいな音を出したり、左手でトリルをしながらアームをアップ・ダウンして譜面上の音程は変化させないが不安定なフガフガした音をやってみたりとか、まあ所謂飛び道具だ。確かレオ・フェンダーはおとなしくビブラードをかけることを意図して設計したはずだが、開発者の手から飛び出して勝手に発展した例であるわな。
変態なテクニックといえば日本のぢんもがあまりに素晴らしすぎるので機会があれば聴くことをお薦めする。一押しは1stの「アルス・ノヴァ・ジンモニア」である。あと、「デザイン・フェスタ」で観たチャップマン・スティックを駆使するパフォーマンスが圧倒的だったので「KIJO」もいいかもしれん。(E.BOWとディストーションの組合せでアンプをフンガーっと唸らせるところなんか凄まじ過ぎて笑いが止まらん。)ついでにいえばシンコーミュージックからリリースされたぢんもの教則ビデオ「超絶変態ギターテクニック四十八手」(いや、もっと格調高いタイトルだったかもしれん)も笑えて好きだ。


「ララ・ファビアン」(国内盤)を見つけた
先日、Book-OFFでララ・ファビアンのアルバム「ララ・ファビアン」(国内盤)を見つけたのでようやく購入。

村野瀬様を筆頭に護憲アマゾネス系のブログでとりあげられていたので、ずっと探していたのだ。しかし、縁がないのか今まで見つからなかったのだ。意外なところで見つかるものである。価格は500円也。

本アルバムは彼女の初の英語詞アルバムで世界デビュー盤。村野瀬様のところで紹介されていた曲が収録されているアルバムではなかったのがちと残念ではあるが・・・。
音楽的にはあちらこちらで紹介されているとおりセリーヌ・ディオン系の女性ボーカルということで当ブログでとり上げる音楽としては珍しく
「誰に紹介しても問題のない」
タイプで
「文句なくいい」
と紹介できる樂曲ばかりである。ネット徘徊時のお供としてヘビーローテーション中っす。

あと、StudioVoice誌の特集「Jazzin'Paris -パリのジャズ物語-」が安価で入手できたので、週末は手許のボリス・ヴィアン作品とセットで読もうと思ってたりする。

気分はボヘミアンなミクスチャー

仏蘭西のジプシーパンクバンド「レ・ユルルマン・ドウ・レオ(Les Hurlements d'leo)」とドイツのフォーク・ミクスチャー・バンド「17ヒッピーズ(17 Hippies)」のコラボレーション・アルバム「ハードコア・トルバドールズ(Hardcore trobadors)」を聴いていた。

ギターにミュゼット、ホーン、ストリングスやらなにやらという編成でスカチューンやら悲しげなワルツやらの響きが実にジプシーな感じでよい。おまけに英語、仏語、独語で歌われておるので気分はボヘミア~ンである。ワールドミュージックなんつっていちいちカテゴライズする暇もないくらい多種の文化をチャンポンにしたような闇鍋感覚はかなり好きっす。

どちらのバンドも調べてみたらかなりの大所帯!このアルバムは6曲入りのスプリット・ミニ・アルバムだが、参加メンバの総数は20人越えの大編成!レ・ユルルマン・ドウ・レオの方はレ・ネグレス・ベルトやマノ・ネグラと比較されることの多いバンドのようである。17ヒッピーズはヨーロッパのあちらこちらのルーツ・ミュージックをベースにしておりジプシー・バンドっぽい雰囲気があるそうである。なので、そーゆー情報を元にこのアルバム聴きながら、この曲はどっちのバンドが主導権握っているのかなとか詮索してみるのも、ちょっと楽しいかもしれん。

でもって、連想したのがマノ・ネグラとロスト・グリンゴス、ブレッヒの3バンド。

マノ・ネグラは確か移民系仏蘭西人が中心のパンクバンド。といっても類型的なパンクとは一線を画しメンバの文化背景から自然発生したスカ、ロック。スパニッシュなんかのミクスチャード・ロック。ハイパーなノリがワールドミュージックという単語から連想されるお行儀のいい世界からどんどんはみ出していくところがかっちょよい。一時期日本でもガンガン紹介されまくったがいつの間にか、フェード・アウト。今ではフロントマンのマヌー・チャオのソロくらいしか情報は伝わってこない。「Casa Babylon」を聴き直してみたがやっぱしいい!

ロスト・グリンゴスは唯一のアルバムとシングルをカップリングした「バーゲルド・アモーレ」(WAVE盤)が日本でリリースされている。こちらはインチキ臭い怪しげなワールドミュージックが炸裂する怪盤と言ってもいいかも知れない。やる気があるんだかないんだかわからないような(多分)素人の女の子3人組がボーカルをとる「バーゲルド・アモーレ」から怪しげな日本語に脳髄がぐるんぐるんしてしまう「ニッポン・サンバ」まで、脱力してしまうようなこの世界はクセになるっす。なんっつーかフェリーニの「サティリコン」を観た時に感じたサイケデリック感覚みたいな・・・といったら誉めすぎっすか?

ブレッヒは独逸のバンドでキャバレーソングをテクノをいったん経由した感性で解体・再構築した感のあるバンド。「リーベスリーダーー愛の歌ー」が国内盤でリリースされているが頭がいいんだか悪いんだかわからないようなポップ感覚がキャバレーソングな曲調と相俟っていい。

とりあえず、レ・ユルルマン・ドウ・レオと17ヒッピーズは要チェ~ックっす!

これって「フツ~の国会」の姿っすよね
村野瀬様のエントリーで「「ねじれ国会」よりも「全政党参加国会」って呼んだらどう?」っつーちょっと面白い提案が出ておった。
「全政党参加国会」・・・すごく響きもいいし、好きなネーミングっす。

でも、これって本来あるべき「フツ~の国会」の姿っすよね。

今まで「参議院不要論」まで飛び出してくるくらい参議院って機能していなかったのだ。ところが7月の選挙の結果、初めて普通の民主国家の院として機能する可能性が与えられた訳なのだ。ほんとはこんなのネーミングするまでもない当たり前の状況なのに、これにネガティブなレッテル貼りしようとするマスコミって「何?」ってつい思っちまうぞ。

この論法でいけば3権分立は「3権のねじれ状態」だとか違憲審査は「国政への司法の介入」とまで言いかねないっす
今の状況よりも過去の「自公強権独裁国会」という異常事態をきちんと総括することのできないマスコミは本当に駄目駄目。民主国家として異常な事態を常態のように吹き込もうとしているだけに始末に終えないぞい。



昨日「DIXIE LAND JAZZ -this was the jazz age-」というディキシーランドジャズばっかり集めた10枚組BOXを購入。てれてれ聴いておる。

BOXといっても版権の切れた正規音源ばかり集めたヤツなので、200曲収録されてお値段は1680円。一曲あたり約10円!
ディキシーランドジャズの有名どころばかり集めているようだが、こっち方面は疎いので、ぱっとわかるのはルイ・アームストロングくらいである。だが、なんつーかディズニーリゾートなアメリカンでカントリーでウェスタンな気分。ウキウキワクワクで好きっす。

聴き直していたBig Sandy and his fly-rite boys「Feelin' kinda Lucky」とセットで最近のアッパーサイドである。

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