AmlethMachina's Headoverheels
ゴシック・ノワールを標榜するAmlethMachinaによる音楽を中心にした備忘録。
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痩せ我慢する黒猫の物語
ここに「ブラックサッド-黒猫の男-」(早川書房)というコミックがある。

フランスのベストセラーらしい。詳しいことはよくわからない。絵を描いているのはディズニーで仕事をしていたこともあるという絵師。道理で巧いはずだ。

登場人物はすべて動物。「一皮剥けば誰もが動物。巧すぎる絵がそう語るのだ」・・・寺田克也のキャッチコピーがかっこよすぎる。しかし、そんなにドライな世界じゃない。ここにあるのは泣き虫でセンチメンタルな探偵の物語。

黒猫の探偵ブラックサッドが元恋人の死を追求していく。ただ、それだけのことだ。

だが傑作である。絵も巧いしスクリプトも文句のつけようがない。キャラクターが皆擬人化された動物として描かれたハードボイルド。統一したスタイルが醸し出す雰囲気が素晴らしい。

一冊50ページ足らず。しかし、読後感は映画一本観た印象。1700円は決して高くない。

もし、あなたがフィリップ・マーロウに少しでも心を動かされたことがあるのなら、手にとって見てほしい。これは痩せ我慢する泣き虫男がバーボン片手に読む本である。


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