AmlethMachina's Headoverheels
ゴシック・ノワールを標榜するAmlethMachinaによる音楽を中心にした備忘録。
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「とりあえず努力してます」というポーズは邪魔なのだ
枡添氏のほざいていた11月末までの突合プログラムについてだが、小耳に挟んだ情報で判断すると確かに「そーゆー仕様であれば間に合う」ようっすね。(受注上の力関係でも色々あるみたいやけど)

実際にはデータの状態を検証してないだけに、曖昧検索の範囲が妥当なのかさえそもそも評価できない。既に報道もされている入力時に生年月日を丸めていたケースなどは「一日のズレは許容する」といった仕様では漏れるだろうし、そもそも抽出されないデータは突合の対象にもならない。だから突合できても3~40%の未確認データが残るといった見解も厚労省の口から出た数値としては割と納得できる数値ではある。まあ、3月末までに間に合うかどうかはともかくとして・・・。

しかし、本当の問題は突合プログラムの機能不備とか有無といったシステムコーディネイトのレベルの話ではない。そもそものデータの信頼性という点に帰着する。現実には災害なんかで原票が遺失したケースもあるのだから、どんなに手立てを尽くそうと相当数の未確認データは出てくるだろうし、回避できないだろう。だからプログラムやシステムの改善をどうするかは既に本質ではないと考える。突合不可能なデータを今後どう扱うかという議論の方に主眼を置かない限りなんの進展もないだろう。本来給付されるべき人に給付されない現実的な問題に対して、今の枡添氏はどうでもいいことにリソースを費やしているようにしか見えない。

現状としては民主党のいう「申請者に対しては全て給付する」という選択が現実的な判断だと考えている。当然、詐欺行為も出てくるだろうし、人によっては不公平感を感じるかもしれない。しかし、申請の妥当性を検証するためにかけるリソースと実際に給付する予算をバランスシートに載せた場合、果たしてどちらの方が合理なのか検討すべきではないか?自分は議論するまでもないと考えるが・・・。

要は今の与党政権は「とりあえず努力してます」という姿勢を見せるためだけに突合作業やら末端の責任追及に走っているだけなのだ。おまけにバランスシートにかけるデータの提示も拒んでいるようでは正しく政権担当能力があるとはいえないっす。



ちなみに個人的には日本の年金制度はそもそも恒久的な福祉制度として制度設計されたものではないという見解を持っている。要は立ち上げ当初から国や官僚が手を突っ込み易い財源として考えており、そもそもン十年に渡って機能するとは本気で考えてなかったんじゃないかと思う。なぜかというと、制度を維持するための経済的、社会的条件が多すぎるからだ。あまりに危うい楽観的前提に基づく制度設計はそもそも失敗だったのだ。後知恵なら幾らでも文句を言えると言われればそれまでだが・・・。

だから、社会保険型から税方式への移行もオプションとしてはアリだと考えているし、所得格差に応じて給付率を変える制度を設けることで公平性を担保することは可能だ。年金保険料支払い済みの者の不公平感という議論もあるだろうが、そもそも制度が破綻したら給付自体ありえないので所詮心理的なデメリットに過ぎないんじゃないかと考えている。

もちろん、福祉目的税として消費税率への上乗せは問題外であることは言うまでもない。


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